月曜日, 11月 13, 2017

ねえ、保団連、保険で良い歯科治療????

保団連の厚労省交渉の中に「保険で良い歯科治療を」と言うスローガンが新しく出てきた。今週の厚労省交渉の時も前半は私も同席するが、全く賛同できない

最初にダイレクトに言ってしまえば・・・「どういうことだ?」と疑問を持つ諸氏も多いのではないだろうか。
今までの保険治療で一生懸命コスト割れを気にせず誠心誠意取り組んでいる保険医とまじめに通院している患者に、とても、いや、酷く、失礼な話ではないか

気持ちはわかる。診療報酬の評価が諸外国に比べ極端に悪い日本の歯科治療において、それを改善したいという気持ちはわかるが、このスローガンでは、今までまともな治療をしてきていないことになるそしてそれはお国の評価が低い所為だと言うことになる
冗談じゃない。まともな治療も出来ない、出来損ないの、倫理観が欠如している歯科医師の言い分を全体の言い分のように持って行くのはものすごい抵抗がありますよ

例えば、歯内療法などがいつもやり玉に挙がるが、確かに米国の1/20の評価ではいかんともしがたい。しかし、歯科医師の倫理で、多くのエンドセミナーに足繁く通い、ラバーダムは当たり前、もちろんオラシールでラバー辺縁は封鎖する、拡大も充填も満足いくまで、シーラーは必要があればロイコシールやMTAシーラーを使う、不出来なら再根充は当たり前、、、、もちろん保険で、、、、そんな歯科医師は私を含めごまんといるはずだ。
この点数でやっていけるはずがない、、といういいわけの背景には、そんなことをしたら倒産するとでも言いたいのだろうか。するわけがない。患者を馬鹿にしてはいけない。うちは少なくとも30年近く大丈夫だ。ただし、金は貯まらないというジレンマはある。そこなのか?保団連。

評価が低いからそうしないのか?世の中の歯科医師達はそうなのか?コストがかかるからかからないように適当な治療をしてきたのか?そう、これは首都圏ターゲットのいくつかの開業医アンケートの結果とも連動することなのだ。
私がいつも言うように、保険診療を担保にしているくせに、それを否定することで自費診療が成り立つという、とてもいやらしい生き方をしている方が多いと言うことだろう。

ある患者さんが東京の某世田谷ど真ん中から引っ越されてきた。近所の歯科医院で上顎前歯にレジン前装冠(保険)を1ヶ月前に入れたのだそうだ。
正直困った。。あまりの不出来に困ってしまった。
患者さんも担当医に言ったそうだ。もう少しきちんとキレイにならないのですか?
担当医はにこりと笑いながら言った。
保険なのでこれ以上は無理ですが、自費のオールセラミックならキレイになりますよ

保険でまともに出来ないやつが、自費でまともに出来るとは思えないが、こういう歯科医院が「保険で良い歯科治療を」というスローガンに賛同しているとしたら、そりゃ、誰だって吐きそうになるだろ。そして、こういう例は都会だから田舎だからとかもちろん関係はない。

そう、これは歯科医師の問題なのだ。それを厚労省の問題にすり替える保団連は、潔くない。「点数が低い評価が低い!」のは、全く別問題としてエビデンスベースと歯科医療経済学的に取り上げなければ、歯科医師の評価自体が地に落ちることは間違いない

余談だが、保団連は技工士問題も衛生士問題も行政問題にすり替える。違うだろ。パラデンタルスタッフの責任は歯科医師にあるだろうこういうすり替えは、ほんと、左翼が得意とするやり口だから気をつけなければならない

今日は、いつもの人数を一人っ子診療で、心身ともに疲労してるわ(笑)。。勤務医ww。



木曜日, 11月 02, 2017

イタリアを含む欧州今回の総括(笑)

今回のneoss linkミーティング、ソレントという素敵な場所だったが、日本からは不便な場所でもあったわけで、そうかヨーロッパは共同体だもんな、、とある意味納得した。北欧だって離れてるとはいえ、ナポリ直行便はたくさんある。欧州各地からはナポリ行き凄いたくさんLCCも。で、空港からソレントへすぐ行こうと思ったらタクシーなら100ユーロでまあ大丈夫。バスだってたくさん出てるし欧州人はそんなに不便な感じがしないかもソレント。

しかし、いざ東洋からだと、私で2ストップ(三沢、羽田、パリ、ナポリ)関西からの強者は格安3ストップも(笑)。でも、かなりの収穫があったので苦痛ではなかったかな。NEOSSと言う会社がいかにブローネマルク教授のDNAを引き継ぎ、そしてアップグレードしているのか本当によくわかったわけです。他社がだめとかじゃなく哲学的にもと言う意味です。近代インプラントはなぜ始まりなぜ今まで引き継がれ、そしてなぜそれが良いのだと感じるのかとても大切なことだと思います。

シャモニとエギューイミディ
ジュネーブとジュネーブ空港
さて、パリのトランジット中、帰国しながらこれを書いてますが、イタリアは日本と同じ山と火山と扇状地。だから南ほど地形が複雑で平地はわずかで谷は深い。そして、そのまま北上すればアルプス。大きな地殻変動でイタリア北部からフランススイスオーストリアの山々はできあがったのでとにかく険しい。だから、イタリアなどは南の海から攻められていた歴史が沢山あり、文化もそれに従って多様化していますね。ナポリやソレント近郊のゴシックの教会にちりばめられるビザンチンの名残はオスマントルコの時代
をかいくぐってきた証拠なのでしょう。

ソレントは田舎なので比較的穏やかですが、ナポリは、申し訳ないが交通事情といい、混雑ぶりといい、なんだかインドのムンバイを思い出した。その一番の理由は移民だろうな。街の至る所でビジネス展開をする移民の方々が、本来はそうではないイタリアの文化を台無しにしている感じがしてなら無い。道ばたで堂々と偽ブランド物をブランドの国イタリアで売る神経はイタリア人であるはずがないわけで。まあ、北アフリカからアラブの春だとかなんだとかで相当数流れてきているだろうは一目瞭然。

交通ルールはインドに匹敵する混乱ぶりでレンタカーを借りようかなと言う気にならない。もちろんローマもね(笑)。北部はまだもう少しまともらしい。都市は悪い人であふれているから気をつけてね、で、イタリアの田舎に行けばいい人が沢山いるよと教えられたが、日本と同じでイタリアの田舎の第一村人発見はまずかなりの高齢者。そりゃそうだ。悪い人はいない(笑)。

歯科事情を都市部で聞いてみた。まともな人は医療費は高額なんだけれどプライベートクリニックにしか行かない。パブリッククリニックは建物古い、機材が古い、何ヶ月も待たされる、、で、余程所得の低い人でなければ行かないのだそうだ。これが先進国保険診療の現実なのに、日本の話をするとやはりみんな驚く。さすがだ日本、そんなことがパブリック契約で出来るの????だって。

帰りのナポリからのフライトは好天だったのでぼんやり外を眺めていた。前述のような「地形」が好きな私はただただ眺めてるのが好き。アルプスを越えたあたりから全く山がなくなりフランスの穏やかな丘陵地帯が広がり始める。そして全てが河岸段丘で出来ている。肥沃な土地だろう。一次産業の自国充実がうらやましいですね。

欧州共同体は日本で言う県単位と同じ感覚だと思う。眼下にフランスはアルデンヌエリアの原発が見えてきた。仏全土58基の原発は欧州の電力を下支えしているだろうが、ドイツにはないとか威張るが買ってるだろ。ま、日本で言うと秋田岩手にないけど青森にある、、ぐらいの感覚でしょ。あれこれ思う人はまず行って、感じて、そこの人と話して、空気を吸ってくるべきだろうな。原発ツアーじゃなく(笑)。。。

欧州、、、何度も何度も行ったが、何度も色々考えさせられるわ。














日曜日, 10月 29, 2017

イタリア ネオスリンク参加(2)

NEOSSはCAD/CAMに普通に力を入れている。だから、インプラントに加えて別セクションでデジタルソリューションを構築している。Mr.Engmanが今スピーカーだが彼がいなければ今のNEOSS はないだろうな。元ボルボの技術者でその後ノーベルに移りタイユナイトがいやでノーベルをやめてNEOSSを立ち上げる原動力になっている。



このセクションで一番今驚いているのはScanPegだ。ヒーリングアバットメントの上に直接差し込める。この発想は面白いし凄いと思う。それをイントラスキャナーで直接スキャンすればストラクチャーはもうできあがり(笑)。と言うことは、うちにあるオムニカムが早いところオープンソースにならないとどうしようもないか。他に買う予定ないし(笑)。


ここだけの話だが(笑)NEOSSはGöteborgのDNAを見事に引き継いでいるので、ドライバーはもちろんスクリューの径やスレッドの数とか一緒。おまけに私が多用するノーベルのマルチユニットとか実はそのまま使えたりする。もちろん角度をつけたいときはヘックスアダプターを装着して見かけ上のエクスターナルヘックスにすれば角度付きのマルチも使用可能になるから、うちではこのままPIBとなるわけだな。
しかし、話は戻るが、このスキャンボディはホントに秀逸だ。


ところで、通常のインプラントのプレゼンではAOでもEAOでもましてやICOIなどでも、オクルージョンの話がとても弱い。
BRXがパラファンクションだと言って聞かない(笑)。今、ドイツのDT・Mr.Heibachのプレゼンでアスリートの背面の微妙な変化とオクルージョンによるtherapeutic posisionの検証を行っていたが、さすがヨーロピアンナソロジーのエリアだなと感心した。ただインプラント埋入したってだめだろうという示唆も含めてこういう研究はやはりこのエリアかなと(笑)。何よりもOPを重要視するあたりまさしくという感じだ。

最後に、アジアパシフィックの懇親会が。来週東京で会いましょうの約束で記念写真をぱちり。社長のMeredithとEngmanと一緒に。ごちそうさまでした<(_ _)>。








土曜日, 10月 28, 2017

イタリア ネオスリンク参加(1)

Neoss LINK team days Innovation in Practiceに参加。パリ乗り換えでナポリに深夜到着。翌日車で遠回りして(笑)ソレントに入った。イタリアは飯が美味い。特に南は美味い。一次産業や自動車工業が盛んでこれだけ食い物が美味くて各所のハードのデザインが秀逸で国全体が遺跡で石の歴史が半端なくて素晴らしい国なのに、先進国中世界一泥棒(スリひったくり詐欺含む)が多くて時間にルーズでとても不思議な国だ。知っている人は知っているだろうが、駅のそばとかとてもやばくて夜とか一人じゃ歩けないが、田舎に行けば行くほど素敵な人々に巡り会うようで、そこが魅力なんだろうか。

さて、(参加者360人中日本人ドクターは私を含め6〜7人ほどらしい)の今回のミーティングは3つのセクションに分かれており、メンブレンセクション(NEO GENまだ日本未発売)とプロアクティブセクションとCAD/CAMセクション。
さて、初日のメンブレンセクションはかつてのチタン強化型ゴアテックスを彷彿とさせる。この三層構造と操作性は必ずほしい人続出だろうと思う。スイスのDr.Grunderも今年のAOで再度言ってる。チタン強化型メンブレンを使いこなせとね。早いところ日本の薬事を取得してほしいな。Prof.Dahlinの話でなおさらほしくなる(笑)。GBRの話だけでもGöteborgの話満載です。
あれ、このあいだ高木先生達と行ったGöteborg研究室の部屋じゃないか?(笑)。

2つめのセクション、プロアクティブの話も、まさしくGöteborgの意志を根強く感じます。Prof.Sennerbyのかつてのインプラント、そう、マシンサーフェイスのブロネマルクシステムからの基本的哲学を様々なインプラントに当てはめ検証しそしてプロアクティブに帰結する本当の理由は、すでに半世紀経過した歴史を顧みた上でのインプラントの良心のような気がする。
最近のいけいけどんどんのチープなシステムが、私は好きになれない理由の一つがこれなのかもしれない。たとえばストローマンなどのティッシュレベルなどのセーフティデバイス一つとっても、それを省くから安く簡単になるだけ。そして、実はインプラント施術の条件として、結局は簡単に最初の状態(ディフォルト)に戻る事が出来なければエイジングを重ねれば重ねるほど患者もドクターも酷く苦労する可能性がとても高いのだ。私はそれは避けたい。そして避ける方法を次に伝えていきたい。

Dr.Romanoのケースだが、このNEOSSインプラントの他にはないセルフタップの特徴が現れている面白い例としていくつか紹介された。サイナス側の上顎厚み骨が5ミリ以下のケース。超親水性とセルフタップでできる骨片が根尖に向かって行く特徴を応用してサイナスをあげた所に何も入れない。昔から確かに時々聞く話ではあるが、数ヶ月経過するとだんだん骨ができてくる。プロアクティブの場合その量がすごいのだ。近いケースで是非トライしてみたい。ちなみに、イタリアのDr.Sgaramellaのクリニカルケースは非常に親近感を覚える。そう、その歯は、残したいよね。でもその提出歯やアマルガムそのまんまか(笑)。で、それはそれだが、米国なら絶対抜歯だな(笑)。

つづく(笑)




火曜日, 10月 17, 2017

ペコロスの母に会いに行く

久しぶりに舞台演劇を見た。その昔、八戸は高校生レベルでも舞台演劇が全国レベルで盛んだったはずなのに、最近は何か、なりを潜めていて寂しい感じがしていた。八戸では僅か一日の講演なのだけれど、すっかり有名になった「ペコロスの母に会いに行く」である。久しぶりに見る舞台であるにもかかわらず、舞台を埋め尽くす俳優さん達はどの方だってベテランで、素晴らしい演劇を見せていただいた。

原作が素晴らしいのは言うまでもないが、構成が素晴らしい。そして何より「認知症」という、ともすれば暗くなりがちな話題が底抜けに明るい。ぼけることは悪いことばかりじゃないねと言うスタンスはとても介護の現場を元気づけるのだ。

うちのスタッフがこんな事を言っていた。
「認知の方の世界観はとても驚くことが多い」
「そしてどこまでも不思議な世界でとても癒やされる」
のだそうだ。
「そんなところで仕事が出来ることはとても幸せで楽しい」
のだ。
涙が出る。なんて素晴らしいスタッフなんだろう。

劇を通じて一貫しているのは「認知は誰でもなるしすぐそこに来ている」と言うこと。だから「気が触れた」と引くのではなく「何か楽しそう」と寄っていく事が大切なのだろう。現実世界と黄泉の世界の中間とでもいうのだろうか、「あなたの知らない素敵な世界」とでも言えるのだろう。その知らない世界が、あるときは底抜けに楽しく、あるときは果てない過去の記憶だけがよみがえり泣き、あるときは独特の「認知な世界観」で人を鳥瞰する。エイジングを重ねる人間とは本当に素晴らしいのかもしれない。素晴らしい演技で思わずうならせてしまう藤田弓子さんの存在感が秀逸なのは言うまでもないが。

劇を見ていてふと思う。自分ならどうしようと。例えばそれは恐怖であったり、例えばそれは悲喜劇であったり、そしてそれはもうすぐそこに来ている現実として今自分には何が出来るのだろうかと。幸い私の両親はすこぶる快適な老人で有り、そうなりたいとも思っているが、いつ何時どこの扉が急に開くのか誰にもわからない。心だけの寄り添う問題だけではなく、どこまでも経済的な心配などがついて歩く以上、「終活」ではなくその前に「認活」をいかに快適に楽しく乗り切るのか家族や関係者との本気の寄り添いが強くなければならないだろう。
これって、今まで自分がどんな生き方をしてきたかと大いに関係があり、後ろ指指され組、、では、誰も振り向いてはくれない。

これから名古屋公演に続くよう。可能な限り多くの方に見ていただきたい、本当に素敵な演劇でした。今までもファンだった、市ノ瀬のおばちゃん(笑)、、いや、藤田弓子さんや、本物の俳優田村亮さん、ワハハ本舗の佐藤さんや、いつもひょうひょうとしている素晴らしい酒井さんや素敵な木村理恵さん、そのほかもう盛りだくさんの素晴らしい俳優さん達の素晴らしい世界を是非!超お勧めです。







月曜日, 10月 16, 2017

本当に大丈夫なのか??

新しい情報が入ってきた。ペリオの治療で10枚法のレントゲン撮影をした場合、1枚毎に診断所見を書くようにとの指導だそうだ。当然全体診断所見は書いてあるのだと思うが、それではだめらしい。10枚から14枚法まで全額撮影という区分に変わり、診断料は統一されているのだが、デンタル1枚とったときと同じ診断料をもとにの所見という根拠か。明らかに間違っている

そもそも、個別指導など不文律があってはならない。だからこそルールがあるにもかかわらず、それを自分らしく(笑) コンフュージョンする技官などいて良いわけがない。しかもそのかき混ぜ方が技官毎に変わるのもどうかと思う。また診療側も指導がいやだからとそういうことに暗黙の了承をして良い物だろうか。この戦わないスタンスが、今まで何十年とgovernment insurance としての歯科の立場を悪くしている最大の原因なのではないかと思っている。

臨床現場を知っている技官ならまだしも、臨床の経験がほとんどないか、全くない、あるいは例えば小児歯科しか知らないとか、そういう方がGeneralな指導など出来るわけがないもちろん仕事として青本を丸暗記は出来よう。しかし、それが現場とどのようにリンクするのか想像できない人に指導は無理だろう
そこの所を来月厚労省に出向いて話してこようと思っている

10年前から私は言い続けている。平和ぼけした日本では、政治も経済も、そしてこういう仕事に直結した行政関連の指導でも、戦うことは悪だと教育されてきた。だから、なあなあの組織が後を絶たず、そういう所が例えば外資に食われてきているのを幾度となく見てきたはずなのに、それでもまだ戦うことは悪なのだと言われる。

今回もまた言われた。「こんな事を書き続けていると行政に目を付けられて、先生は指導監査が当たるよ。いいのそれでも?すごいなぁ。。」・・この体質が、歯科を奈落に落とした最大の原因だと何度も言っている。

戦うためには、武装が必要だ。私たちのその武装は「理論武装」に他ならない。我々が理論武装しないから、こういう人が平気で人に指導するシステムを作ってしまう。リスクマネージメントの話を幾度となくしてきた。責任思考ではない。そういう技官が生息できるのは何故なのかという原因思考に転換しない限り、この先の未来もまた同じような行政指導が行われるのだ。明らかに臨床が不備なだけではなく、加えて理論武装できない歯科医院もまた、ただただ揚げ足をとられる。こういう歯科医院もまたこの手の技官と同じく酷く問題なのだ。

歯科医療は自費も含め(僅か)3兆円前後。獣医+ペット産業で5兆円。薬局で5.5兆円。医科に至っては当たり前だが30兆円となる。パチンコ業界は衰退してるとは言え20兆円産業。歯科との馬鹿比較でいつも登場する、わずか30年足らずのコンビニ産業は10兆円に届く勢いなのだ。

国民の未来を大きく左右する歯科のこの為体につけ込む「無知」こそが最大の問題で、その無知は行政にも歯科医師サイドにもはびこっている。

そして、ここを読んでいるだろう一部の技官達(何故かあなた方のことがネット上に流れてますよ)に一言。くだらないマスゴミのように私の文言を切り貼りして仲間内で大騒ぎする品格のなさが、これからの国民医療にどれほどのことなのかしっかりと考えていただきたい。私を敵だと思うのなら戦うが、私は敵ではない事が理解出来るだろうか。






火曜日, 10月 10, 2017

社会保障と患者のニーズが一致しない理由

都内某所で、とある秘密結社の勉強会に参加してきた(笑)。

歯科医療経営が厳しくなっていると感じる人は「患者のニーズに合わせて」という言葉をよく言うし、いや、そう言えと仕向けられているのか。医療を受ける側の要求に沿った提供をせよと言うことに異論はないが、疾病治療と再建治療を理解していない場合も多い典型的な例か。

どんなビジネスだろうと顧客のニーズを常に考えている。これがほしいなら売ってやるけどおまえの欲しいものを作るとは限らない、、、と言う職人気質のビジネスは激減しているかもしれない。顧客が何を欲しているのか、どれくらいなら対価を支払うのか、そしてその勝算がある時に商品なりサービスなりを売り出すという現代ビジネスが主流なのだろう。しかし、これを歯科のマーケティングに当てはめるのはお馬鹿?ではないのか。

歯科患者の最も求めていることは突き止めれば「歯科的疾病にならない」こと。確かに更に美しくということで審美的な治療も要求もあると思うが、少数だし正確にはこれは「医療」ではない。しかもその要求はどうやら歯科医師が作り上げている。
過激で異常な審美を求める姿勢の根本は歯科医師の妄想を具現化しただけなのだ。美しくきれいな歯は当たり前でしょといつも思うが、あえて「審美歯科」と言うからには普通の治療は余程酷いのかと勘ぐりたくなるし、、、、、というスタンスでは仕事にならないからか(笑)。

有名な大先生が学会や講演会で「患者の審美的要求は日に日に増してきている以上、こういう外科のスキルや知識は今まで以上に必要になってきている」とのたまう。で、審美に関わる自費診療は社会保障の範疇を超えるから付加価値の意味があるという。医療の種類とか質とか何もわかっていないんだなぁと、逆にその無知に感心する。おめでたい。

ある組織が行った直近の歯科患者アンケート(3000人弱、地域差不明)では、、、、、、
「保険の範囲を広げて欲しい」
「治療の説明を詳しくして欲しい」
「待たせないで欲しい」
「なるべく削ったり、抜いたりしないで欲しい」
「もっと丁寧に時間をかけて治療をして欲しい」

など、歯科医が言う「患者のニーズ」と全然一致しない。なぜなら、歯科医が上記の問題を解決しようとするなら、基本的にはビジネス色はなくなる。そう、だから社会保障なのだと言うことの理解が必要。
ちなみにこの通り誠実な歯科治療を続けると歯科医院は倒産するというコンサルもいるがそれは嘘である。誠実に取り組むからこそ患者は来るのだが、いわゆる大きな利益は出ないのだ。だから最新の設備に設備投資も出来ないという現実問題にも直面する。で、それが、ビジネスとしては方程式に当てはまらないだけなのである。医療だからである。

歯科医は「患者のニーズ」なるものを作り上げる上で、利益に余裕が出るだろうと言う予測の元に、「想像で」もしくは「狭い範囲で」考え、それを患者にセールスする。患者はそれが自分に必要か必要でないかの判断が難しい場合、今までの「信用」でそれを購入する。しかしこれは再建治療のみに当てはまる事柄だと理解しなくてはいけない。
そしていつしかそれが「患者のニーズ」として世の中を歩き出す
なんということだ(笑)。
(疾病治療のセールスこそ、医療の根幹である以上、信用損失の可能性は非常に大きいし、療担規則違反になるケースも非常に多い)  

本来、本当の「患者のニーズ」は患者が素直に思うことであり、特に歯科医療の場合、利益が出るか否かとは全く別の問題だつまり患者の「歯科医療はこうあって欲しい」という希望に対し、我々歯科医が実現の方法を考え、それを採算の取れる制度へと変革することがもっとも自然で、最も必要なことであり、そのためには医療を受ける側の患者と施す側の医療者が同じ目線に立っているかどうかも重要なポイントだろう。
ま、当たり前のことだけど(笑)。

あと、私見だが、、審美歯科をうたっているところほど審美的にイマイチなところが多いと思うのは私だけだろうか???現に全てやり直しさせた経緯もあるから余計そう思うのかもしれないが。



月曜日, 10月 02, 2017

なかなかな週末と10月スタート

9/30土曜日は同窓会の東北地区連合会に出席のため青森市へ。学術講演会が先でしたから矯正学講義は久しぶりだったけど、ホント面白かったです。神奈川歯科大の矯正においてディスクレパンシーケースで、抜歯ケースが全体の20%ぐらいと聞いて、少ないのは聞いていましたがさすが。通常は60%を超えますので、この差を考察するべく臼歯部ディスクレパンシー改善症例の多くの再検証論文が出てきてほしいものです。

その後の東北6県集合懇親会はさすがな盛り上がりで。先輩後輩の垣根より社会人としてのモラルが先行する我が同窓会は本当に素晴らしいと思います。さらにその後、、善し悪しは別にして、だらだらと26時過ぎまで(笑)。

日曜の朝、それなりに早く帰ってきたのでしたが、ものすごく良い天気で自転車乗ろうかなと思いましたが、風がやや強く断念。根性ありません。

さて、本日10/2月曜の仕事は午前中で2発、、おみまいされました(笑)。
診療に来た方が突然診察券を出し終えたところで、尻餅をつくように倒れられ意識混濁。直近現場にはいなかったので呼ばれて駆けつけたときには、待合室で倒れたまま村岡先生がO2とバイタル。すでに意識をやや取り戻しておられましたが顔面蒼白発汗でいったい全体何事かと思うわけです。倒れた状態からして急激な血圧低下かなと最初は思いました。

バイタルも正常に戻りつつ、なんとか、もうろうとした話を聞きますと、本日朝、胃カメラの検査で昨日から何も召し上がっていなかった。加えて検査前のグルカゴン投与を受けている(すぐ主治医に連絡し確認)。この二つで考えられることは二次的低血糖性ショックではないかと私は考え、コーヒー用のスティックシュガーを食ってもらう。おぉ、少ししたらちょっと元気になったではないか。しかし、またすぐどこか遠い世界に行こうとするので、糖分もまだ足りないし脱水も考えられたので、当院にはブドウ糖輸液がないので主治医までタクシーで連れて行き点滴してもらい、午後に元気に再来院いたしました。良かった良かった。

ここでふと思ったが、この救急処置は医療行為としてどの範囲まで私が出来るのだろうか?仮にブドウ糖輸液があったとして、点滴し回復した場合全てボランティアになるのかな。なんだかわからないからと救急車を呼んで後は任せるのか?歯科医師だが低血糖性ショックに対する可能な限り処置してはいけないのか?保健所では歯科医師の医療行為(笑)は認められないと言うが、知識があっても座して待てば良いのか?この垣根が実にめんどくさい。患者さんだけが不利益を被りそうだが。

さて、二発目のおみまいは、、、初診。レントゲン拒否、フッ素拒否、投薬拒否、その他色々拒否の素敵な患者さん。ネットで引っ張ってきた「トンでも論文」を沢山持参。何でも、歯科用X線で脳腫瘍になるらしい。自然放射線と歯科用放射線は違うと言うが科学的に違う根拠と、その作用をまるで誤解しているがまあいい。ふむふむ。フッ素で脳みそが溶けるらしい。ふ〜ん。そして、下顎の歯が以前の治療が直っていないので耳から膿が出ると言う。なるほど。よし、なんとかしましょう。

さて、このネットにあふれるネガティブなトンでも論文達を信じるのは勝手だが、現代医学を否定するなら、そもそも医療は呪術の時代世界から何も変わってはいない。医療は最小リスクを求める心の繋がりを薬物や施術がサポートしそれらは進化し続けているけれど、それをネガティブ論文で否定しては近代医学は成り立たないと言う意味である。もちろん自分の信じている近代医療だけが金科玉条だなどとおごり高ぶる気はさらさらないが。

きちんとそれら読むと、左翼的ヒステリックな批判が優しく連発し、ああ、こうやって左側の人達は放射脳になるのかとある意味感心したりする。そしてこれらは、誰も幸福にはしないし、そうなることすら期待していない。論文の中身は、ただただ否定をする根拠(ただしそれらは全て曖昧模糊・・・う〜んどちらかというと月刊ムーの世界感(笑))を羅列し自分が正しいと主張しているだけで、猜疑心をあおり全てに身構えさせ、そして読んでいる者を不幸にする内容であることは間違いがないと思う。
この人達の書いている理論や行動を守れば世界中が幸せになるとでも言いたいのか。否。それを信じてしまっている知識不足の純粋な人間を馬鹿にしているだけのような気がしてならない。







木曜日, 9月 28, 2017

もう野党は何が何だか(笑)

希望の党に民進党が参加するニュースは本当に驚いた(笑)。細野氏以下すでに離党氏の立場は?(笑)そして希望の党とは何か政治的な成果や有意義な具体的議論は上がっているのだろうか??希望の党ではなく、希望的観測党ではいかがか。

全てのルールが東京で決まるように、節操なし政治も東京のようですね。だから田舎にいるおいら達には違う国の話に聞こえたりする。都民ファーストが国政に出るってなぁにっ?

9/27仙台で前原氏が「どんな手段を使ってでも安倍政権を倒す」と櫻井氏の応援に駆けつけたようだが、国民不在なのはあなた方じゃないのかな。だって、政策より先に打倒安倍だもの(笑)。選挙に勝てば良いから希望の党公認をとるのだものね。どんな手を使っても打倒安倍だものね。で、実質解党(笑)。しょうもない。

日テレ朝のスッキリコメンテーター宇野氏。朝シャワー後たまたま付けていたテレビで飛び込んできたバカ発言。彼は時々恐ろしく的外れな阿呆コメントをすることでも有名なのだが、八戸出身だし(笑)大目に見てた(笑)。

バカ発言とは、、、「ミサイルをぶっ放されて解散するバカ」とは安倍総理のこと。一国の総理に向かってバカ呼ばわり。もう自分のバカをさらけ出してる。だからもう片方の民進党のバカさ加減は認める。
しかし、解散を揶揄する勢力は、もともと、もりかけそば問題から逃げていると言っていたんじゃなかったっけ?で、総理は国会の答弁が全てで特に元愛媛県知事の発言が正確で重要、と言っているにもかかわらず、マスゴミは報道しなかったり話を元に戻して混乱させたり。国会中継をちゃんと見ていた人なら確実に納得することなんだが。

政治の世界では、私の感想だが、ボトムアップ政策は多くの人の意見が反映されているようで実はそうではなくテンでばらばら。リベラルサヨク特有の個人主義個別主義が表に出て収拾がつかない。だからその意見は多種多様に多すぎるので実現できない場合が圧倒的に多い。こういう時、大衆を誘導するマスゴミには「リーダーシップが無い」と批判される。

一方、トップダウン政策は少数の意見をオミットしないと収拾がつかなくなる事がわかっているので肝心要のオブジェクトやベンチマークを達成するために、それらには遠慮してもらって政策を進める。こういう時、大衆を誘導するマスゴミには「独裁」と批判される

リベラルサヨク政策とはまさに前者で、保守的政策は後者。だからサヨクは安倍政権がいやでいやで仕方が無い。だけどリベラルな民主党政権時代、日本の経済活動は地に落ち無政策状態が続き、やっと出てきた政策も声の大きい少数に押され中途半端。まるで悪夢の数年間の日本だった。安倍政権が強いリーダーシップで日本の舵取りをすることが、サヨクはいやでいやで仕方が無いのだろう。理屈では無くもはやアレルゲンとしてなんだろう。
ま、バカですな。

選挙前の、酷くみっともない現状を目の当たりにして思うこと。
隣国におかしな国々を抱えている我が国の完全なる安全保障問題の解決を望む。米国のポチにならない完全なる独立国として自立できるようになる事を望む。
これが私の願いですが。。。。


月曜日, 9月 25, 2017

口腔インプラント学会に・・・

仙台で行われた口腔インプラント学会に行ってきた。日曜のランチョンセミナーを頼まれたせいもあるが、個人的に数ある登録学会の中では、とある理由で一番参加率の低い学会なのだ。国際学会に比較しても圧倒的に参加していない。私が入会したのが1990年だが、当時は1000人いるかいないかぐらいの組織だったけれど、今では日本一の約15000人という大所帯の学会になっている。

名古屋の吉岡先生の言葉を借りれば、スーパーカーを運転しているかのような感触や、かつてのマシンサーフェイスフィクスチャーを彷彿とさせる埋入感覚を持つすごいインプラントの紹介をしたが、このネオスインプラントは日本でまだ1年しか経っていない所為もあって知名度はほとんど無い。
使えばわかるすごいインプラントで、ドイツではすでに販売実績第2位を獲得している。一つのインプラントがインターナルとエクスターナルヘックスになる利点は、長くインプラントを経験している先生にこそ使って頂きたい物だ。
20年オーバーのロングタームクリニカルケースなど私の自慢話を根気よく聞いて頂いた参加者の方々には頭が下がります。ネオスももっと有名な先生を持ってくれば参加人数ももっと増えて良かったと思っていることでしょう(笑)。

さて、何故その時私はそのインプラントを選択したかという命題で、時間の関係で本当は話したかったインプラントデザインの収束の勝手な理屈を追記しておこうかな。
フォースコントロールはインプラントで感染と同等の重要項目だと思っている。ここにオーストリアナソロジーを絡めて考えた方はそう多くはないと思っている。それも90年代初期にだ。

その時代平行して東洋医学の本を読んでいた。そこに東洋医学と物理学の融合の話があった。咬合面に加わる咬合力はどんな方向からでも震盪エネルギーとなって根尖に伝わり、そのエネルギーは熱エネルギーに変換される。骨内のハーバース管フォルクマン管のシステム構造はまさにクーリングシステムとなっている。
この考えから導き出される結論は、インプラントデザインはフラクタルなマンデルブロ集合に近似するべきであり、これこそZ²=Z+C(複素数列Zのn→∞ に発散しない複素数C)に適合すれば自ずとルートフォームの近似になる。例えばブレードが何故だめだったのかなど、この考えで即答なのだ。そしてバイオホライズンやネオスデザインがいかに近似しているかも、私の中では即答なのだ(笑)。

ここまで来てふと思った。おいらは変態だな(笑)。

会場を賑わしているデジタルデンティストリーも相変わらずこの4〜5年発想が変わっていないかなという感想。前々回のケルンでのIDSに参加したが、その時から変わらずデジタルスーパー衛生士ロボやデジタルスーパー技工士ロボの育成に躍起になっている。生身の彼らの仕事の代わりをデジタルな0と1にいかに正確に変換させようかという発想は、ベクトルとして違うような気がする。まるでジョブス氏が出てくる前のPCの黎明期と同じだと何人が気がついているかなぁ。
これじゃあ、もうすでに某国で行われたロボットによるインプラント埋入手術が大成功をおさめ、デジタルドクターが手術し、しかしてそれは医療としてどうなのかと言う議論がおざなりで、まさしく手塚治虫が昭和50年代に漫画の題材にしたスーパーコンピュータが管理診断施術する総合病院の話で、最後にその病院は崩壊する。歯科医療人はこのベクトルでは誰でも良いことになっちゃうんだなぁ。

あと十年くらいでリアル老人になる私が心配しても始まらないが(笑)、同じ歴史を繰り返すとはまさしくこういうことかもしれない。
最後にデジタリアンに良いことを教えておこうかな(笑)。
AIとフラクタルの融合はDNAと同等の意味になるんだよ。忘れないように(笑)。