11月 05, 2012

華燭の祭典

昨日はウチのスタッフの結婚式でして、昼からめでたい酒を飲んでおりました。特に、身内とも言える7年勤務のDHとなると、我が子のように感慨深いモノがありますがおかしいですか?(笑)自分の息子達の時は男の子なので其処までは感じないでしょうね。女の子を育てたことがないから、余計、嫁に出す父親を頭の中で演じていたりするわけですな。

昨日の新郎はファイヤーマン。会場の目の前は消防署(笑)。もし昨日火事が起きたら、会場の出席者の半分はいなくなるのね。火事がなくて良かった良かった。
ちなみにアメリカの子供達の将来なりたい職業のナンバーワンがファイヤーマンで、あこがれの職業(円谷プロのファイヤーマンじゃないよ)。拝金主義のアメリカにあって、非常に心打たれる話じゃないですか。危険を顧みず人のために働く姿に子供達が憧れるのは、ある意味正常な精神構造を維持しているんだと思います。

さて、いつものように祝辞は新婦の日常とアダムとイブの話をしました。この20年、この話で引っ張っています。多分これで話すのは30回近いんじゃないかな(笑)。特に今回は2週間前にサンピエトロ大聖堂で旧約聖書の天地創造からフレスコ原画見学と説明を受けてきましたので気合いが入ります。多分それなりに面白かったんじゃないかな。

でその時ふと思ったんですよ。アダムは800歳イブは930歳で天に召されたわけですが、その子供も孫もみんな超長生きです(笑)。これって、昔の人は相当長生きだったと言うことでしょうな。で、なんで今たかだか80年なのか考えるに、やはりふと思い出したのが、ゲーテのファウストです。悪魔と契約してもう一度人生をやり直したいと若さを取り戻すのだけれど、結局何の事は無く2重の苦悩を背負うだけという話。そりゃ魂を売り渡すにはちょっと辛い。つまり、人生は苦悩の連続で長生きをすればするほどその重圧に耐えられなくなる、、、から、寿命は短くなったのではないかなぁと、ワシは推察するが。

まあ、とにかく、とても良い結婚式でした。。

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