3月 14, 2013

ドイツ移動1日目


3度目だろうか4度目だろうか、東京物語をじっくり見ました。
成田空港は折からの強風で機内で待ったまま時間遅れで出発でした。そこで、思いがけなくまたこの名作映画を見たと言うことです。小津安二郎監督のすごさを改めて実感した次第です。
東京、多忙、親の欲、子の思い、色々なものがから編み会いながらも、しかし、かみ合わない。そんな中に心の美しさと美しくない心の話と、違う思惑と勝手な様、反発する普通、、、、そして最後は「忙しいから」。。。
なんか耳が痛いですね。忙しさにかまけていろんな大切なものを置いてきたような気がするのはワシだけだろうか。。。。昭和30年代の舞台でさえ、東京の忙しさの中から来る「人でなし」部分が抽出できるというのは、まさにこの監督だからこそ出来たのではないかと思いますw。今ならもっと当てはまるかな。名作中の名作。

フランクフルトには3時間遅れでした。きっと機長がいつもよりとばした(笑)のだと思います。長距離列車ホームに向かうと、丁度良い時間でケルン行きがあるようで、インフォメーションに聞いてプラットホームを確認。寒い中待っていたわけですが一向に電車が来ない。おかしいなぁと思いながら電光掲示を診ると、、、、えっ??、、いつの間にか勝手に表示が次の電車になっている訳で(笑)そりゃ無いよなぁ。。結局来るべき電車3本ほど適当な時間に来もせず、雪のため定時より3時間20分ほど遅れたケルン行きになんとか飛び乗った次第。比較的運行が定時だというドイツでこれだもの。数分のずれも許さない日本やスイスってすごいなと。

疲れていますが、眠くない。自宅を出てから東京泊を抜かすと23時間。う〜ん。東京物語では、尾道から東京まで18時間で「こんなに早く東京に来れるなんて長生きはするもんですねぇ」という台詞。う〜ん。(笑)
ビール飲んで寝ます。




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