3月 29, 2013

The best preparation for good work tomorrow is to do good work today .

本日2週間ぶりのインプラントオペで、実は昨日気が付いたことがあります。
インプラント外科処置って、、続くときは何故かひたすら続くんですが、こういう風に間が開くときは開いてしまいます。お互いのスケジュールがマッチしないとなかなか上手く調整できませんね。

いつものことだけど・・
で、体が何処まで覚えているかという乱暴な提案(笑)。かれこれ20年以上インプラントのオペをいつもしているんだから目をつぶっても出来るだろうというのは大間違いで、先般の話題になった飯野インプラント裁判のように「慣れの中に潜むリスク」が一番厄介でしょう。可能な限りどんなに簡単なオペでも術前のシミュレーションは欠かせないわけで、昨今CTの普及で非常にその準備段階が恵まれてきているのですな。仮に今流行のサージカルステント(注1)を作成してその通り手技を行うにしても、肝心の基本的手技のシミュレーションが出来なければ、ステントのずれやその他エラーに対応できるわけも無く、結果頭の中で何度も描いた「理想的動画」を再現しなければならないわけですよ。

要するに基本的な外科処置すら出来ないでインプラントなど言語道断。等と10年前から山形の兄ちゃんなどが力説するように、まさしくその通りで、まあ、そのことに気が付いたのかネガティブ報道が流行りだした頃、日本歯科新聞調べではインプラントの施術を止めた診療所は4000件以上に上るらしいが、、、、おいおい、患者さんをなめちゃいけないだろ。

しかしね、その責任の一端は、バイオセラムで痛い目を見た30年前の反省が全く生きていないと感じるのはワシだけだろうか。「比較的簡単に安価にインプラントができますよ〜」、等と吹聴したのはワシらドクターではないし、まともな正規のセミナーなどでもない。
その結果、北○道の○東のある地域に出向いてその実態を知って非常に驚いたことがあります。「これが一番簡単ですぐ出来て何も問題ないから」「ここに書いてあるとおりやれば良いから」と某ドクターがインプラントメーカーの受け売り説明のような説明をワシにしました。
彼はワシがインプラントの何者かは全く知りません(笑)。ほとんど何のエビデンスも無いこのインプラントを盲目的にみんなで使用していることに結構衝撃を受けたのですな。

まあ、インプラントの種類ではなく、何にしても、そんなスタンスじゃあダメよと言うお話でして今日の格言(笑)

The best preparation for good work tomorrow is to do good work today .

まずは、今日の仕事をちゃんとやろうね、明日の仕事をちゃんとやるためにね。



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