8月 03, 2014

マニュアルのあり方

あることがきっかけで、くまさか歯科グループの歯科医療と介護・看護のマニュアルをもう一度見直してみようかと考えてみた。

実はベルメソンKの施設情報がうまく世の中にまだ伝わっていないことや、スタッフがいつの間にか独自のバイアスをかけて周りを見回していることに気がついたためなんです。

はてな?
世界一の施設にしようと皆で意思統一したのはついこの間なのに、いつの間にか旧態依然とした「介護の常識」が幅をきかせ先にも述べた普通であることの正当性に対するバイアスをかけて自己抑制しているではないですか。何が原因なんだろう。これを探るべくマニュアルの再考なのである。

学校教育での常識は教科書の常識で、教科書の常識が学問を通じて社会の常識であったためしがない。これこそ自己矛盾のパラドックスであり、「クレタ人の嘘」じゃないですか。各自己のファウンデーションと学問のエビデンスソースを混同している駄目教師がいかに多いかの証拠なのだが、我々の現場は教育機関ではないので自由医療経済成長を遂げなければならない責務があることも重要なのである。入居者の幸福が優先順位の一番であるはずなのに、もしものことを想定した「常識」の背景には、悲しい保身と責任回避しか見えないわけで、いかに世の中に「腹をくくった」大物がいないかという証拠でもあったりする。

------ウチは違う。冗談じゃない。そんな人と一緒にしないでほしいね、迷惑だね(笑)。

さて、マニュアルのことだけれど、優先順位の最上位にあるマニュアルはマインドマニュアル。人生の目的や仕事の目的や未来への生き様やそれぞれのビジョンが哲学として成り立たなければマインドマニュアルはできあがらない。なぜ私はここにいてこういうことをしているのか、その答えを求める姿勢がとても重要。そのマインドマニュアルの目的を達成するために二つのマニュアルが存在します。オペレーションマニュアルとテクニカルマニュアル。この二つが目的達成のためのハウツーになる訳ですね。

どうやらウチの施設では、このマインドマニュアルがやや不明なまま、テクニカルマニュアルのみが優先してオペレーションが出来ない状況になっていることに気がついたんですね。完全に逆になってしまっていた。当然スタンフォードブレインストーミングなアイデアが出るわけもなく、各が何かのコマンドをじっと待つのが常識的という最悪の状況になりかねない状況だったのです。

剣呑剣呑、まだ始まって1ヶ月だったので、この魔物のような空気に気がついて助かりました。世界一の施設にするためには、隣の施設と同じ発想やアイディアでは世界一になることは出来ないのは周知のはず。制御している常識というバイアスだって、ほら最近の一連の介護のニュースソースを分析したら、常識が非常識になってきている事ぐらいすぐに気がつくというもの。

マインドマニュアルの徹底とテクニカルマニュアルの見直し、そしてオペレーションマニュアルのさらなる充実のため、今一度、組織再編とブレインストーミングが必要になってきたというわけでした。




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