月曜日, 3月 30, 2015

土日横浜黄昏で今日は朝から・・・

土曜日曜は横浜で大学のプチ同窓会。と言っても、60人ほど集まったのだからちょっとびっくり。幹事さん本当にお疲れ様でした。おかげさまでとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。ついこの間あった同級生もいれば、20年以上あっていなかった同級生も。そしてみんなあんまり年取ってないねぇ、ていうか、びっくりするくらい老けてる奴いないじゃん。ま、はげ散らかしてる奴はいるけど(爆)。で、みんな世の中に、歯科は大変だとかワーキングプアだとか、なんだかんだ言われているけど、ばりばり盛業じゃないか!ちょっと明るい話題だよね。

基本的に歯科医療経済学を成す歯科医療の守るべき本質根本は、いかに患者を集めるかに腐心するコマーシャリズムなどではなく、正しい診断と適切な処置を行う疾病治療の正確さ、そしてそこに繋がる再建治療の予知性を元にしたスキルの完成に他ならないわけ。これこそが、周囲にどんなにライバル歯科医院が居ようが居まいが、数の問題などではなく、患者本位の選択肢の問題なのですよ。
特に診断の重要性は100年前からだろうが何でもそう。昨今例えば矯正治療のトラブルがインプラントより増加傾向にあり、日臨矯調べでは、なんと、、セファロもとらずに診断もまともにせずに行われている矯正治療が50%近いのだとか。びっくりだよ。
まあ、適当にハウツーセミナー受講して何となく出来そうな感じになってからのトライするケースと言うことなのだろうが、矯正の標榜から指導システムなど本気で見直す時期なんじゃないだろうか。何でもかんでも床矯正だインビザラインだとか診療体制に問題があることは明白だね。う〜ん、それともこれってMTMのつもりなんだろうか???わからん。治療方法や治療費の説明すら受けてないとか分からないとか60%もあるじゃん。

そんな赤い海をきちんと泳ぎ切っている、集まった我が同窓達に乾杯なのであるよ。

開けて、今日月曜日。古くからの親友の父上がお亡くなりになり午前中お葬式に行ったのだが、その直前、朝一でインプラントのオペが入っていた。サージカルステントも出来てるし埋入本数も数本なので施術時間は30分ほどを予定していた。切開した。。数ヶ月前に行った骨増生術で、これはもうできあがっているねと診断した骨は、CTからは判断できないくらい柔らかいではないですか??う〜んどうしたんだろう。意外と初めてだなぁこう言うの。
パイロット以外ドリリングせず窩洞拡大埋入してもホッコリと固定できないわけで、う〜ん、、となる。ステントを無視して数㎜位置を変え、わずかに残る皮質骨を傾斜埋入で乗り切って、空いてしまった骨もどきスペースはきれいに郭清して別の骨補填材を挿入し、初期固定を確認して終わったのがオペ室入ってからの35分経過。しびれたわけではないが、少し焦った今朝の出来事でした。もちろん手術自体何も問題は無くクラッシックプロトコルを遵守して経過を待つわけです。
何千本と経験していてもこういうことがあるから、あえて偉そうに言うけれど(笑)、いざというときの知識とスキルがとても大切なんですね。常に努力と勉強だと再確認でした。

いやぁ、それにしても、良いプチな同窓会でした。






日曜日, 3月 22, 2015

サンフランシスコ5日目そして帰国と

もう一週間経つので、色々忘れてるんだけれど、SF最終日のことを書き留めておこうかな。

学会終了後すぐに帰国した先生方も多かったかもしれませんが、ワシは帰国便の関係で皆さんより一日半SFにとどまり、当初の予定ではサクラメントまで足を伸ばそうかと思っていました。でもよく考えると日曜日なので、当初サクラメントの歯科医院を訪問しようという計画は、「休診」の壁に阻まれあえなく予定変更。そして、帰国便が深夜の玉木先生が急遽参加。

ガードレールとか全くなし!
サンフランシスコをあとにして、一路北上。1号線に入り、三陸を思わせる海岸線を北上。非常に美しいところは同じなんだけれど、なんてったって米国、人工物が全くないところに遭遇するはすごいわけで、夜中こんなところで車が故障でもしたらどうなるんだろうかと心配になるね。少なくともワシの携帯(T-mobileキャリア)も圏外だし(笑)。

Stinson BeachのBreaker Cafeでトイレ休憩とコーヒー。浜まで出て見ると結構人がいる。ていうか水着で泳いでいる人も。結構肌寒いんだが、彼らの感覚について行けない(笑)。ここでドライバーのヤナギ氏が昔のアワビはこんなだったと教えてくれる。で、で、でかい!!昔は取り放題だったらしいが今は支那人の乱獲で個体が激減してかなり規制されているという。ここでも世界を滅ぼす支那の陰が。。



休憩後1号線を北上して、Point Reyes国定海岸のビジターセンターへ。ここでまさしくプレートの境目であるSan Andreas Fault Zoneの真上に立つのでR(笑)。

腹も減った頃。すぐソバのPoint Reyes Stationと言う町に牡蛎の旨いところがあるというので参上。宮城や熊本の牡蛎の稚貝を養殖していると言うから旨いに決まってるね。古い駅舎の跡しかない小さな典型的な米国の田舎町だけれど、なんかいい感
じ。ワシの最後の晩餐の一品に選んでいる牡蛎フライと生牡蛎に舌鼓。













腹もふくれたところで、サンタローザを目指すのだけれど、途中偶然通りかかったベタルマと言うところにあった小さなバー。ヤナギ氏が急に車を止め「なんか、1859年って書いてあったよ」とUターン。これが大正解だった。
WASHOE HOUSEと書いてあるそのバーは、確かにすごいところだった。ワシらだけなら外観の写真でも撮って終わりの所、ヤナギ氏はすごい(笑)。バシバシ中に入り「きてみてぇ〜すごいよすごいよ」とワシを呼ぶ。本当にすごかった。天井や壁一面に這ってある1ドル札はものすごい数。
ここは昔幌馬車の中継基地だったようで、一攫千金を狙った連中が、もしかすると帰りは一文無しになっていたら困ると言うことでこの習慣というかおまじない
が慣例になったらしい。帰り道このハウスのこのカネで、無一文になったとしても酒を飲んだり二階は娼館だったようでそれなりの事をしたりね。だけど沢山張りっぱなしって言うことは、みんなほとんどこの店に立ち寄った人は成功したと言う事ね。
日本人第1号として、貼らせて頂きましたよ、1ドルと名刺。


さて、昨年町おこしで出来たらしいカジノのある町へ向かいました。ずっと寝ていた玉木先生が起き出したのもこの頃(笑)。ワシは10ドルが100ドルになったあたりで終了。意気地なしだからね(笑)。
なんか、アミューズメントパークっぽいGRATON CASINOですが周りは何もない所。町おこしとしては成功じゃないですか?左巻き人権派の人たちは日本にカジノはいらないと言うけれど、パチンコよりよっぽど環境的には良いと思うが。ま、ワシはあんまり興味ないので積極的に賛成というわけではないけれど、同じ賭博ならパチンコは全くもっていらないね(笑)。こっちのがよほどまし。
このパークで、晩飯は、やはりワシの最後の晩餐のメニューの一つ酢豚を食らう。支那嫌い?そうだよ、でも中華メシは別よ(笑)。

翌日、昼の便でめでたく帰国と相成りました。

金曜日, 3月 20, 2015

AOサンフランシスコ2.3.4日目(AO初日2日目最終日)

半年ぶりのアメリカ訪問で書きたい事が沢山あるのでまとめて整理しようと思ったけれど何か色々忘れてるので、書きながら思い出さなきゃ。

2日目、朝からAO会場でレジストレーション。ダウンタウンのほぼ中央に位置する会場は世界から(多分)集まってきたそれなりの先生方でごった返していました。午前中企業ベースのレクチャーをちょっと覗くと、、何かなぁのレクチャー。インフォームドコンセントと新しい商業ベースとしてのインプラントの話をしていましたが、今更な感じのお話でした。やはりアメリカではインプラント市場は何処まで行ってもマーケット扱いなのでした。日本人のワシにはまるでピンと来ないかな。

午後から基調講演が目白押し。それなりの先生方の立派なお話に耳を傾けたのですが、やはり常に自分の診療室や周囲の患者さんの事と比較すると、日本はある意味素晴らしい国だという事がクローズアップされてきます。
空き時間を見計らって企業ブースに行きあれこれと注文、小物ばかりなのに気がつくと軽く○×どるを超えてしまった。これも八戸にいる皆のためにそろえたモノなんだよと自分に言い聞かせるが。。。。アメリカの物流は信用できないよと同伴のヤナギ氏に言われたが、まあ仕方ない。

 夜は高木先生に誘われトーメンメディカルのご招待パーティ。海べりの素晴らしいロケーションと少ない人数そしてアメリカのくせに素晴らしくおいしい料理。わんだほー。ついでに4年前チューリッヒでお会いしたグルンダー先生ともお会いできました。大企業のパーティーに行かなくて良かった瞬間を噛みしめる(笑)。その後なぜか大企業のパーティーの終わり間際に行き、高木先生のマブダチであるところのレンツォ殿にもお会いできました。
国際学会では珍しくなっちゃん先生と合流してアイリッシュパブへ。遅く到着したなっちゃん先生は、とりあえず著明な先生方へのお礼参りを一通り済ませ、珍しく一人でテクテク参上。エライ!
今日一日の「アタマ」を三人でねぎらったのでした。というか、ワシらは日航ホテル組みだったのでそゆこと。

3日目(学会2日目)朝から会場までテクテク歩く。朝からそういらじゅうにアル中者やホームレスや乞食がいるんですが、これが米国。以前来たときより絶対増えてるよ。
さて、内容を色々書こうと思うのですが、兄ちゃんのブログが充実。皆さんこちらをご覧ください(笑)。バイク以外はほとんど行動が似ているので(笑)。ブログの写真充実してますよねぇ。。。。うらやましい。

4日目(学会最終日)は、ちょっと寝坊したものの大丈夫。スペインのDr.ガンボレーナの「これでもか」って言う講演に間に合った。相変わらずある意味すごいね。実はのこ先生のセミナーに1昨年参加予定だった。
スペインはサンセバスチャンまでの航空券も手配済みだった。ところが主催したノーベルの偉い先生優先事件で最終出欠を単に宮里先生待ちなだけだったのでちょっと待ってねのはずが、、、、、なんか事務的にせかされて、偉い先生がキャンセル待ちしているから返事をせかされたことを知るやいなや酷く頭にきたワシは「じゃあいいよ、行かないよ」となったのでR。もう、どうでも良いけど(笑)。
ま、確かに半分はスペインに行きたかったのもある。だって、次男のローザンヌのブリアモン高校卒業式で同席したのがサンセバスチャンの隣町のビルバオに会社のある人で、自分は飲まないのにワイン1本まるまるおごってくれたからね。日本人としてお返ししなきゃと思っていたから。もう、良いけど(笑)。

午後は今回の学会のダイジェストとまとめ講演。一昔前までの、抜歯してインプラント、、の嵐は過ぎ去り、いやこの場合は無理にインプラントじゃなくブリッジでいいんじゃね?と言う意見が多く出て、なんか好感が持てる。インプラントの変遷は、明らかにエイジング&インプラントデンティストリーに傾き始めている。当たり前でしょ(笑)。

あっという間の3日間の学会は、それなりの成果を収めてワシの頭の中に吸収されたと思っているが、、、気のせいか?

やー、充実の3日間をこうもはしょって、良いのかなぁ(笑)。




木曜日, 3月 12, 2015

AOサンフランシスコ移動&1日目

3月10日の火曜日の朝八戸を出て、夕方のANA便でサンフランシスコへ。目的はAO(Academy of Osseointegration)というインプラントの学会。到着が火曜日の午後になるので1日遅い便でも良かったのだけれど、なんてったってたまったマイルで往復ファーストクラスの無料航空券をゲットしたものの日付指定だったためにちょっと早めのサンフランシスコとなった。そういえば2回目か。。

成田発で8時間半、、、この微妙な近さは結構ワシはきつい。なれてる(笑)欧州便は12〜13時間。長いと感じる人も多いかもしれないが、実はジェットラグはこっちのが圧倒的に少ないのよ。

SFOに到着してイミグレの大長蛇の列に閉口しながらも、何とか入国。タクシーでホテル。完全に酔っている(笑)。眠いけど此処で寝たらエライ事になりそうなので根性で散歩に出かけた。その後晩飯時にSF在住のYanagi氏と合流し、有名なステーキハウスに。蒸し焼きステーキのでかさと肉汁の上手さで、ああ、アメリカだ。
詳細はFB(https://www.facebook.com/dentalkuma)にて。
この日はなんと夜9時には床に入ったわけだが、2〜3時間置きに目が覚め、結局朝4時ごろどうにも眠れなくなり起き出したというわけ(笑)。こう結う時はちょっと熱めの風呂ですなぁ。


お昼前にブランチで中華のおいしい店に。支那は大嫌いだが中華飯は好きだ。食後、金門橋の付け根の岬の上にあるかつての軍事施設まで足を運んだ。此処はかつて、我が国が真珠湾攻撃を仕掛けた(正確にはルーズベルトにはめられた)直後、太平洋からの日本の攻撃への防衛のため造られた所だという。
此処で意外なアメリカっぽい施設を発見。カリフォルニア近海海獣専門の治療施設だという。世界で一番大きい治療施設だとボランティア参加していた日本の獣医専攻学生が話していたが、受け付けのおばちゃんが経営の90%を寄付で賄われているというあたり、実にアメリカなのである。日本じゃまあ無理だね。入所している野生海獣の多くは漁網やルアーにやられた海獣達みたい。こう言う正義は何処の国よりもアメリカが確かに凄い。余談だが、こう言うところの受け付けのおばさんって、何でこう皆凄い太っているんだろうあめりか(笑)。



此処を後にして向かったのは、Devil's Slide Coastという観光化されていない、でも、地質に興味のある人は必見の場所。3つのプレートが重なっているちょうど境に当たりその手の人はわくわくするだろうね。というか、地震多発の意味が目の前で分かる貴重な場所。カメラのファインダー内に人工物が全く入らない所もあめりか(笑)。



空港まで、高木先生達を迎えに行くにはまだ少し時間がありそうなので、Harf Moon Bay Townという小さなこじゃれた街に立ち寄りました。昔の建物をリフォームして昔のまま残している街みたいです。最近じゃIT関係の景気が良く不動産価格など跳ね上がっているアメリカ経済ですね。
ここに操業115年という歯科医院がありまして(後で聞いて分かったんですが)、いきなり通りすがりの訪問でした。アメリカの田舎のGPの仕事内容をかいま見ました。し
かしなぁ、50キロ圏内から患者が来るというけれど、日本じゃ考えられない距離ですな。ていうか、平日の午後、患者一人もいない感じで、のんきが好きな歯科医院。平和だ。














高木先生や急遽ピックアップする事になった玉木先生達は異常に早く外に出てきたので、すっかり予定が狂い空港で待たせてしまった訳です。昨日のワシは何であんなに時間がかかったんだ?と思い出したら、ああ、支那人の団体がいたなぁ等と(笑)。
お決まりのフィッシャーマンワーフ、ま、八食センターだね、脇のレストランで皆で腹ごしらえをして就寝したのは10時半ごろでした。よいこだねぇ(笑)。
で、朝5時半ごろ起き出してこれを書いてます(笑)。
今日から本格的にお勉強が始まります。

月曜日, 3月 09, 2015

祝卒業

木曜日夜、白水貿易の技術営業とアキシオのディスカッション。
金曜日夜、阪大前田先生の4月認定コースに向けたBPSプレセミナー。
土曜日夜、20年の開業後神歯歯周講座教授になった、とんでもなくすごい先生、三辺先生の青森市でのミニセミナーと青森支部同窓会総会&懇親会。
日曜日、八戸衛生士学校の卒業式と祝賀会。
立て続けに(笑)素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。

さて、卒業式がとても良かった。昨年はAO(Academuy of Osseointegration)とちょうど重なり、なっちゃん先生と2人お祝いのメッセージ電報を送っただけだった。2人ともこの学校の講師だからね。今年のAOは何とか1週間ずれたおかげで明日サンフランシスコに向かうのです。

さて、卒業生33名みなきれいな袴のあでやかなしかし凜とした空気にとても感動しましたよ。中でも、草履ではなくブーツというとても大正時代的なロマンあふれるハイカラさんが数名、しゃれ紋付きが数名、とても良かったです。

特に仲の良かった生徒達と(笑)
今年の卒業生はとても仲がよろしく、団結心にあふれ、向上心も豊かでした。向学心旺盛な生徒もおり都会の垢にまみれながら(笑)もっと色々なことを勉強したいという子もいました。

ま、首都圏は反面教師になることが多いかもね、、なんて言うことを書くと首都圏の先生方にしかられそうですが、某エリア限定で自称それなりの特化した歯科医院に当院から紹介状と検査記録やオペ記録メンテ記録を帯同させたところ、断られたという。その後患者さんが回った歯科医院は10件以上。何処の医院でも開口一番「ウチではちょっと無理」、だとか、逆に患者さんが「ここはちょっとおかしい??」と感じ過ぎちゃったりとか。

結局大学病院に行くことになりましたが、あのさ、これ、ウチじゃあ普通にやっていることなんですけれどね。疾病治療と再建治療の特殊性すら上手く理解できないでいるせいで、診断がとてもいい加減なケースがとても多いのではないかな。メインテナンスの知識やシステムや当然プロトコルなど未熟なために「出来ない」のかしら?
HP見ると結構すごい事ばかり書いてあるくせにね(笑)。加えて、ウチの診療室にはこんなにすごい機材がそろっているんですよとかすごい紹介していても、それ、、、ウチじゃあ普通なんですが。で、あえてCMしたりしないし。いや、やっても良いけど、じゃあ、診断をもっとちゃんとしてよねって言う話で。はい。

もちろん、特別な難しいケースを抱えての患者さんの転勤とかは、お茶の水近辺とか(笑)ワシの何十倍もしっかり診て処置して管理して頂ける先生が「ドン」といらっしゃいますから安心なんですが。

だから、衛生士の勉強は東京開業医でと言うのが何処まで当てはまるかワシは分かりません。ウチなら1〜2年後スゥエーデンで「これが本当のDH研修」受けさせてあげるよ(笑)。毎年恒例だからね。

いずれにせよ、向学心向上心の源は、自分の将来へのビジョン。なあなあで仕事するなら何処だって同じかな。本人次第ですね。
卒業生達は、未来に向けてこれで一歩又階段を上がったわけです。頑張ってください。いつでも何処でも応援していますよ。




火曜日, 3月 03, 2015

21世紀の歯科--ピケティっぽく(笑)

さすがにきちんと読もうと思っても、高いし(笑)厚いし(笑)、と言う事で、解説本で済ませましたところのピケティの「21世紀の資本」。マルクスの資本論と合わせて読んでみると時代の流れがよく分かりますね。r型人間VSg型人間という結果の設定自体、格差は資本主義のなかで避けることは出来ないとマルクスも書いていた。だから本質的には表だって言わなかっただけで、r>gの構図は実は知らないうちに、漠然と経験則だけでみんな分かっていたんじゃないかなぁと。。

r型人間はg型と稼ぎ方に大きな違いがあって、「運用」し「経営」し「不労所得」も歓迎する傾向だけれど、g型人間は「労働」するという頑固さと共に不労所得は後ろめたいと考えるみたい。そして決定的なのは、r型は「内容や質」で収入が決まるのに対してg型は「時間」で収入が決まるという点。これはいかんともしがたい現実なのですな。
これじゃあ、確かに通常の「労働者」が幾ら頑張って経済を向上させようと思っても、r型であるところの資産家の投資効率には叶わないため、そりゃ格差は広がる一方だねぇ。
そのエクスパンジョンギャップをコントラクションギャップにしようと政治が動くのか動かないのか、動いた方が支持率は上がるが動かない方が経済は発展するわけで、政治家は大変ですなぁ。
こうやってちゃんと考えると、マスゴミや野党の安倍批判がどれだけ的外れなのかよく分かる(笑)。

歯科医療に置き換えちゃおうかな(笑)。
大阪保健医協会のデータが手元にあります。このペーパーによりますと、低所得の人ほど歯科疾患は重症化すると言う報告です。そのファクターは数え上げたら相当あるのでしょうからそういう分析は後回しにしても、確かに、今までウチの患者さんでも港湾労働者(小説苦役列車を思い出してね(笑))のヒエラルキーがそのまま歯科疾患の重症度合いと反比例するのは目の当たりにしているからなぁ。
一方、所得水準が高く安定している人ほど歯科医療費需要が高くなることも確か。歯科疾患の有無で歯科医院に行くかどうかを決めるわけではないその背景には、明らかに所得の格差が隠れている。と言う事は、定期のメンテナンスに時間と費用を費やすグループこそがr型な勝ち組と言うことなのか。

一方歯科医師側も二極化が叫ばれているが、おんなじだね確かに。内容や質で年収が決まる歯科医師と労働時間で年収が決まる歯科医師。あぁ、頭が痛い(笑)。

しかし、まだ日本は優等生ですよね。患者にとっては国民皆保険であり歯科も再建治療までカバーしている。他の国と比べて何が見劣りするものかと思うが、舶来思考の先生方は日本のシステムを批判するが、、いかがか。かたや米国の歯科医療難民は400万人とも600万人とも。何だろうねぇ。。
歯科医師だって日本は社会保険という親方日の丸だから、準公務員(笑)に徹する人もいるし、半分独立開業して時間労働からの脱却を図る人もいるわけだが、米国は各歯科クリニックは、ま、、残酷な話・・「生き馬の目を抜く」事こそ生き残る選択肢の重要部分とみている。インプラントでも審美でもペリオでも最新技術と考え方はみんなそういう背景だと思っていますよ。勝ち組のためのもの。

患者本位の医療とは何だろうと、本当に分からなくなる。患者の格差が医療の格差に繋がってはいけないはずなのに、この態だが。
まだ、「病気が治りますように」というお祈りの時代の方が良かったのだろうか??