2月 29, 2016

過ぎ去るブームと哀愁

日曜日、久慈市の琥珀の山にある「レストランくんのこ」で昼食をとり、少し時間があったので、かつてアマちゃんブームの時は交通規制までしていたロケ地の小袖海岸に行ってみました。崖崩れか何かで、海沿いの道は通行止めになっていて、険しい岩手県北の道をぐねぐねと上がったり下がったり、通常の何倍も時間をかけて向かったのでした。










小袖海岸はワシは多分40年ぶりくらいだと思うが、、、どんなに開けたのだろうとちょっと期待していたというかあまり興味が無かったというか気にしてなかったというか(笑)。

海女センターはこちらという矢印の看板を頼りに進むのでした。とんでもない山の中に「海女センター」と
か看板を見ると、もしや宮沢賢治の世界か?と不思議な感じになるのです。









小袖海岸に何とか到着。一瞬海女センターを見過ごしてしまい、帰路についてしまい、しかしまた戻ったのでした。ほとんどひとけの無いセンターの2階には「海女cafe」なる一角があるのでしたが、営業はしていません。寂し〜い感じ。ブームのひとときなら、それはそれは大変な人で賑わったこの場所も、すでに朝ドラは3シーズンも過ぎてしまい、ワシのような物珍しさからしか来る人はいないのでしょうけれど、驚くかな海沿いの臨時駐車場には3人ほどの誘導係がいても、車は一台もなしという。かつての果てしない喧噪を思い浮かべるのでした。



海は何も変わってはいないのでしょう。北の今の季節の海はとても透明度が高くそして荒々しいのです。じぇじぇじぇの記念碑が海からふく冷たい風にさらされていました。



あと何年したら、こう言う石碑とかトマソンになるのだろうとか考えると、残酷な未来がねたましくも(笑)。そういえば、青森県三戸町に「繭子」像があるのですが、同じです。今時の人なら、何それ誰それの世界です。三浦哲郎原作というのもわからんだろうな。
もひとつついでに、繭子役の山口果林さんは、20年来の安部公房氏の愛人で、最初に倒れた時彼女の家にいたと言うことでスキャンダルに。「安部公房と私」という本で見る若かりし頃の果林さんを見るとちょっとドキドキします。ワシが古風なのか?

そんなことを考えながら八戸への帰路につきました。夕方次男に用事があって電話すると「今新幹線に乗ったから」、、、とか、おまえ今日帰ってくる予定だったのか???




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