金曜日, 1月 05, 2018

自費率向上DVDなるもの

年末に、連日の酔いに任せて、どんな物なんだろうという好奇心だけでポチっとした「誰でも出来る自費コンサル成約-年間6000万UP」なる怪しげなDVD。

まいった。そして、限りなくつまらない。当たり前のことしか言ってないし書いてない(笑)。これでウチの自費率が数倍になるならやってもらおうじゃないか(笑)。
まあ、わかってはいたが、こんなモン、30年前からあるものの焼き直し。これをありがたく拝聴する歯科医師って相当疲弊したスキルも無い知識も無いそんな輩なのかしら、、と悪い自分が顔を覗かせた(笑)。そもそも患者不在の話なんて聞けないし。

正月、かつての勤務医と酒を飲んだ。東京の医科歯科連携の嫌らしい話を聞いた。首都圏の先生を目の敵にするわけじゃないが、こんな事が平気で行われているんだと思うと胸が苦しくなる。以下実話なり。

地方都市での話。口腔内が崩壊した20代女性。とにかく崩壊が酷いおかげもあり、2年越しでエンドやコアをきれいさっぱりやり直し、フルマウスリコンストラクションでプロビ装着後来院しなくなった。ここまでなら良くある話。私は持論でテックやプロビはこれでもかって言うくらい完璧に作れと教えたからね。それで来院しなくなったとしてもそれはそれで仕方ない。

ところがである。彼女は諸事情で転院。それも仕方なかろう。都内品川区の某歯科医院で、補綴のみの200万オーバーの見積もりが出たのを持参し、かつての古巣にわけあって再来院した。しかし、この医院からかつての真摯なる歯科医師に対しての状況説明のお手紙の一つも来ちゃいない。これだけでも非常識だが、その内容がさえている。
その歯科医院は皮膚科とタッグを組んでおり、なぜか歯科金属アレルギーだと言われたという。その紹介状がこの怪しい歯科医院と皮膚科を行き来する。
結果、保険はだめだよアレルギーがあるからと、君はこれしかない、オールセラミックだよとこの見積もりを提示されたという。当然、どんな金属イオンに陽性なのかどうなのか知っていると思いきや、パッチテストのデーターも何も提示されないばかりか、何故、オールセラムの選択肢しかないかなどの説明も全くない。保険でのCAD/CAMではだめな理由もわからない。

要するに、、、、本当なのか??歯科金属アレルギー??

結局、20代前半のこの患者は品川に戻りオールセラムを選択するのだろうが、かつてのウチの若い衆はまるで釈然としない。そりゃそうだ。患者本人は何も理解しておらず、理解しているのは200万オーバーの見積もりだけなのである。

この話が、自費率向上DVDの内容とオーバーラップするのは言うまでも無い。医療の前に立ちはだかるいやらしさがクローズアップされた事例なのでした。

ところで、このDVDはある意味歯科の世紀末的未来が見えてきて鳥肌が立ってくるのだが、いろいろな場面でネタとして勝手にもちろんわからないように(笑)ウチの勉強会のプレゼンで引用(コピーじゃないよ!)しようと思うので、高い買い物ではなかったな(笑)。
感謝。




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