水曜日, 3月 28, 2018

怒濤の3週間でブレードランナー

LAでなんとなく感激したAO特別講演のDr.Slavkinの講演終了後、現場でググってアマゾンで見つけた流通している唯一の彼の著書が昨日ようやく届いた。Development Aspects of Oral Biologyというのだが、口腔の生物学と考えると面白いですね。しかも、歯科でも、1972年の段階でこの発想とは恐れ入谷の鬼子母神なのだ。。で、ブツはイギリスから送られてきた。で、Welsh National School of Medicineのライブラリーである判子が押してあり、まさに図書館の本
なのだが、、、、いいのか?これ(笑)
貸し出しカードを入れるポケットまで有り、中にはメモ書きやメモの付箋付き(笑)、、いいのかこれ? 
この時代に歯科関連としてすでに本書冒頭から生体の開発システムとして染色体情報の誤動作やDNAコピーミスなど分子レベルで口腔内をとらえているあたり、変態としか言い様がない(笑)。だから今回の話に繋がるのだと実感した。が、詳細に読み込めない悲しさかな。。。

しかし、拾い読みしながら(笑)・・・拾い読みしか出来ないが(笑)、ふと唐突にレプリカントを思い出した。何故だろう(笑)。レプリカントと来てピンと来る方は素晴らしい。そ、初代ブレードランナーである。アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?という小説を元にしている。若かりし日のハリソンフォードなのである。ついこの間、ダークサイドな息子に落っことされて死んじまったハン・ソロなのである。1982年のこの作品は、実に面白い。舞台は、なんと、私がつい最近訪れた2019年のLA。

おぉ、見直すと切り口が変わってくる。パトカーとか空飛んじゃって、酸性雨がバシバシ降って、LAの町中日本人に侵食されている。まあ、日本文化と日系企業に支配され始めていたLAだが、当時制作者達は米国は日本経済に乗っ取られる運命にあるんだと未来を予想したのかもしれない。JAPAN AS NO1の時代なのだから仕方が無い。後ろにパンナムが見えるぅ。そういう時代なんだものなぁ。いまじゃぁ、巨大なコリアタウンと支那街が台頭しているがね。

レプリカントとはある会社が(忘れた)遺伝子工学の駆使して作った人造人間で、彼らのの人間模様を近未来アクション映画にした訳だが、我々世代の頭にはすでに未来予想図として「手塚ワールド」が当時からあったので、それほどすごい映画だとは個人的には思わなかった。

作中にものすごく進化したテクノロジーシチュエーションが幾度となく出てくる。しかしだ、どんなに小さくても大きくてもディスプレイがブラウン管なところが泣ける(笑)。液晶画面とか薄っぺらいディスプレイとかまさにレプリカント以上に、想像もつかなかったんだろうな。空飛ぶ車のディスプレイもブラウン管だもの(笑)。ナイス。

ひょんな事から、LAとSlavkinとブレードランナーだった3週間なのです(笑)。




土曜日, 3月 10, 2018

LA総括と衛生士学校卒業式




 あちこちに、今回のLAAOの立派な参加コメントがあるので詳しくは避けたいが(笑)、自分にとっても高木先生は特に、最初の基調講演で「来た甲斐があった」という感想で終始しました。インプラント頭の先生方は「ふ〜ん」と言う感想だったかもしれませんが、あまり頭のできがよろしくない私としては、インプラントの話だけではいつも微妙に物足りない感じを受けるのです。だから、毎年AOやEAOの基調講演でそこから離れた頭で考える時間が貴重なんですね。
Dr.Slavkinの話では、NIHにおける最先端ゲノム研究はもう次世代医療に突入しているよう。遺伝子操作という神の領域に人がどこまで関われるのかという倫理より先行するこの分野で、素晴らしさと供に怖さすら覚えてしまったw。遺伝子医療が再生医療の先にあることはわかってはいたけれど、、、、私の頭の中は現行のdisplacement treatmentから脱却できない、、生まれた順番としてそれで良いのかもしれない。

さて、LAはいつになく寒いようで、私は初LAでして、そのうち2日は雨でして、まあ、米国の大都会という感想で、住めば周囲には色々なものが沢山あるのでしょうけれど数日ではその良さが伝わりませんでした。
学会会場はダウンタウンで、朝からまじめに通いましたが、ここ数年色々な学会で出ていたAgeing Implant Dentistryは影を潜め、なんだかまたちょっと昔戻りしている感じがしたのは私だけですかねぇ。
勉強した詳細を書き出そうと思いましたが、量が多いのと、メモの自分の書いた英語が何故か読めないのがやばい感じ(笑)。まあ、細かなテクニック的なことが多い所為もあるのでしょうが、いかんなぁ、これじゃあ。と言うことで、最後のシンポジウムでのAlbrektsson先生の名言を少し。司会者が「先生はこういう論文を以前書いておられましたが・・・・」DrA「そうだっけ?」
司会者「先生はやはり違う意見だと思うのですが・・・」「そんなことはないが、peri-implantitisは病気じゃないよ、炎症はあるけどね」とか(私の翻訳能力ではここまでだが)実にユニークなセッションが面白かった。D.Tarnowの人の悪い神経質な言い回しは旨く日本語に出来ないけどね。というか、わからない(笑)。

学会時の優先順位はもちろん様々なセッションだが、今回は日本人が非常に多い印象でした。来やすさもあるでしょうし、UCLAやUSCに関係のある日本人歯科医師が多いというのも理由の一つかもしれませんね。何せUCLAとかUSCとかの何かに参加して強く信仰しているのは、何も勉強せずに日々過ごしているのに比べれば余程素晴らしい。昨年のOlrand大会はホント数えるしか参加がなかったからそう思うだけなのかもしれないけど。
ということで、お上りさんの学無し田舎者の私は、UCLAやUSCの歯学部に連れてってもらい、のこのこついて行き何をするでもなくお土産になりそうな大学グッズを買うのでした。


今回、昨年のAOでスイスのDr.Glunderからチタン強化型PETFメンブレンの優位性を聞き、かつて使用していたTi-Gore-texメンブレンのGBRが非常に好成績だったのを思い出しどうしても日本未発売NeoGen(NEOSS)がほしくて手に入れてきた。元々ゴアテックスメンブレンはProf.N.MeredithがNASAとの研究開発で世に出てきた代物だが、ゴアテックスが歯科メンブレンをやめてから、やっとまた同じようなものを、NEOSSのCEOである彼が復活させたのだと思う。ブースにはNEOSSのCTOのEngmanがいたので数回彼とはお会いしているためまた記念撮影(笑)。ソレント以来かしら?と思ったら東京でも会ったわね。
LAだから、高木兄ちゃんのメンターであるスマイラー先生やDTレンツォやスーパーオペアシスタントのルーシーと飯を食わないわけがない。みんないい年なのになんだこの元気は(笑)。高木先生や宮里先生と供に腹一杯ごちになりました。スマイラー先生とは4月末今度はブラジルのイグアスの学会でご一緒させて頂くことになりそうです。まあ、私は高木先生の鞄持ちですが(笑)。


何のおまじないか、着陸順の調整なのか、帰りの飛行機が銚子沖でくるりと輪を描いて成田に帰ったった。
 お疲れ様でした。。。





帰国し翌翌日、すぐに八戸医療専門学校の卒業式 。歯科医師会会長の代わりに祝辞を述べた。他のお話を偉い各先生方は皆さん原稿が有り折り紙に包み読み終えた後壇上の所定の位置に置いてくる。とても厳粛に式典が進んでいる。やばい、何も用意してない。やばい、原稿なんか無かった。。。。と言うことで、いつものように、、出任せではないけど思いついた話をきちんと祝辞してきましたから卒業生の皆さん本当におめでとうございます。

衛生士の不足問題は、以前このブログでも取り上げましたけれど、職場の花で雇用する先生方がまだまだ多く、子育ての終わったベテラン衛生士が雇用されない現状では、まだまだこの貧困状態は続きます。就職率100%の職業であるにもかかわらず、親兄弟はもちろん、進路指導の先生ですらどういう職業かと尋ねられると、「歯科医院のアシストや受付など」と馬鹿な返答が返ってきます。この職業の多様性や重要性、そして将来性がまるで理解されていない最大の理由は、歯科医師にあると言うことを肝に銘じて頂きたいと思います。

意気揚々と旅立っていく彼女たちの未来は、確実に明るいはずだし、世界で活躍できる可能性だって沢山あるわけで、本当に素晴らしい卒業式でしたね。
今年はウチでは新卒一名だけですけれど、多くの先輩が海外研修を経てまさに頑張っている姿に触発されて、もっと高みを目指すプライドの高い衛生士になってくださいね。
 あなた方はデンタルクリニックアテンダントではありません。そういうことを強要する先生もいますが、あなた方はデンタルハイジニストなのです。頑張りましょう。



月曜日, 3月 05, 2018

LA 総括じゃなくホスピタリティロジック?

以前は海外学会出張のブログを逐一毎日分書いていた。でもね、最近はそれが出来なくなって。。するとですね、何があったか、その時何を考えたか、ノートとか見直さないとすっかり忘れちゃうんです(笑)。

だから、帰ってからきちんと整理してブログアップしたいと思います、、、が、、、出来るかしら。と言うことで、時差ぼけの夜寝られなかった時にサーフィンしてたら目についた、苛つく話を書いちゃおう(笑)。

ホスピタリティロジックという詭弁に出会い、とても腹が立った。うちのくまさか歯科グループの今年の目標は、アシスタンス、ヒーリング、ホスピタリティ、エンターテイメント&アートだと新年のブログに書かせていただいた。六十数名がこの目標で仕事をしようと決めた。この中でホスピタリティはあくまでも心の問題で心を癒やす事。語源はラテン語のhospics「客の保護」という意味でここから様々な意味に広がっていった。そして重要なことは、帰結として絶対に対価を求めてはいけない心の帰結であることで、これは3000年ずっと変わってはいない。

ところがである。ホスピタリティロジックなる言葉が我が歯科界にも飛び込んできている。商売の根本にさえなることが出来ないこの言葉だが、コンサルの言葉の魔術で商売の根幹に関わる競争競合勝ち抜けファクターとして扱われて来ているようだ。これがうまく機能すれば患者が必ずリピートするという理屈かな(笑)。
バカか。ホスピタリティを理論で解説するなら哲学は不要になるだろう。しかし商売道具にするなら理論武装が必要ってか?心の問題であるにも関わらず、ここに大きな矛盾がある。そういうことに気がつかないバカどもはありがたい話として聞き入るのだろうか。
唯一ホスピタリティを商売にしているのが夜のお酒関係のお仕事かな。しかし彼らはそれを声に出して言わない。彼ら彼女らでもわかっている。それが普通だ。

震災時、不眠不休で三陸の地獄の悪魔の中で戦っていた国境なき医師団をはじめとするJMAT等の参加者はビジネスを考えていたのか?このくだらないパラダイムは彼らにどれほどの失礼をしているのかわからないのだろうか。まさかヒーリングだけが彼らの仕事だったと思っていやしないか。同時に参加した歯科とて全く同じなのである。

世界中でホスピタリティに命をかけて働いている人々は対価を要求しているのか?レッドオーシャンを泳ぎ切るためなのか?地域で一番になるためなのか?
人を馬鹿にするにも程がある。というか、震災復興に命がけで望んだ方々にこの非礼を謝るべきではないのか。
まあ、こういうことを考えるコンサルは良いとしよう。それ自体が商売だからね。問題はそこに乗っかるやばい歯科医師なのではないか?いままでマジにホスピタリティを意識しないで仕事していた歯科医師なのだろうか?だからこんな普通のことがそういう人相手に仕事になるんだぁ。あるいはこれでもかと地域一番を目指すのかな。いったい誰が幸せになるのかなぁ。


なんていう愚痴を、出発時間が延びたLAの空港で書いたりして、暇なのか私は(笑)。。

帰ったらAO学会記きちんとまとめます(笑)。



金曜日, 3月 02, 2018

Los Angeles

 世界いろんな所(20カ国以上)に神出鬼没の私ですが、なんとLAは初めて伺いました。結構馬鹿にされます(笑)。

目的は米国のインプラント学会。到着したのが夕方だったので、グリフィス天文台まで行って夜景を眺めましたが、高木の兄ちゃんがこんなはずじゃなかったと言います。その昔、同行している宮里先生や兄ちゃんはLAに暫く住んで居たので大昔の記憶があるらしいのです。そうですね、ライトがLEDにどんどん変わりオレンジの美しい夜景は白色に変わったからかも。

 翌日Dr高木アテンドのTakagi VELTRAで(笑)車を借り(車がないとまるでだめなLA)道も何だか複雑なのでガイドしてもらい、まずはWESTWOODのレンツォのオフィスへ。久しぶりにお会いしましたが、なんか酷く忙しそうで何よりです。弟さんのスイスのオフィスもクールにあって素晴らしいお仕事をされていましたが、ここLAでもスイスクオリティで素晴らしいお仕事をされておりました。WESTWOODに来たんだからUCLAの歯学部に。まあ、歯学部です。世界最先端なんでしょうけれど、個人的には普通だろうなと(笑)。
で、全体に気になったのがUCLAすべての学部だろうけどチャイニーズがものすごく多くないか?白人をあまり見かけないがこの増殖は大丈夫だろうか。コリアンも凄く多い気がする。それだけ優秀だという事かしら。バカの私にはわかりません。しかし、大丈夫か?UCLA。一応大学のマスコットの熊の前で記念撮影するおいらです。

桜田淳子さんがサンタモニカに来てと大昔に歌っていたので、お上りさんの私はサンタモニカへ。かつて宮里先生が住んでいた場所。美しい海岸と観光客と浮浪者が沢山。ビバリーヒルズからすぐのこういう所を見ても米国のヒエラルキーの 明確さに、良い悪いは別にして目眩がしてきます。日本の格差が騒がれているが、やはり日本は素晴らしい。

 車であちこちついでにアメ車ドライブ。渋滞も何のそので黙って従う。大通りじゃないと道に迷う(笑)。兄ちゃんのかつての道の記憶は薄れ始めているから大脳刺激には良いチャンスだったはず。ダウンタウンに向かう途中はコリアタウンだったけれど、いくら移民の街とはいえこれはどうなんだろう。ほとんどの看板はハングルでちょっと気味が悪い。しかもエリアは相当広い。グランデール市でもそうだが、自分の国があまり好きではない人たちがこんなにいるんだね。あるいはスパニッシュ移民のようにとにかく自国では食っていけないから来るんだろうか。それとも日本人よりグローバルだからか?
兄ちゃんや宮里先生のように昔住んで居て青春の一ページの素敵な記憶とかじゃないし、LA好きの日本人でもないのでそれほどの魅力を感じたわけではないのでした。
あ、いや、最後に立ち寄ったフィッシャーマンビレッジのマリーナデルレイは美しく閑散としていて、ここは好きだなぁ。サンフランシスコ郊外のハーフムーンベイみたいでとても好きです。
さて、本番のAcademy of Osseoの始まりです。